ゼミを通して磨かれる探求心
大学生の多くが、部活やサークル、ゼミなどに参加しています。
部活やサークルはイメージしやすいですが、ゼミは学生にどのような影響を与えるのでしょうか。
ゼミは教育の一環ですので、参加することで大学の単位がもらえます。
実は、選ぶゼミによって未来が変わるとも言われていますので、ゼミ選びは慎重にしなければいけないほど、大学生活におけるゼミの影響は大きいと言えます。
ゼミとは、同じテーマに興味を持つ学生が集い、一緒に特定の分野について研究をする教育指導の1つとなります。
大学の授業と違うところは、先生主体ではなく、学生が積極的に自分たちでテーマを決め、勉強を勧めていく点です。
つまり、先生から与えられるのではなく、自分たちで全てを決めることができます。
あれもしたい、これもしたいと意欲が湧いてくることで、探究心がますます磨かれていくことになります。
ゼミの活動を経て、交流関係が広がったり、多くの経験、学びを得ることができ、それをさらにチャンスに繋げていくのも自分次第です。
そのため、行動力がある学生ならどんどん成長していく可能性があります。
コミュニケーション力の向上
ゼミは同じ学問に興味がある同志が集う場ですので、チームワークが重要になります。
ゼミの中には様々な学生が属しており、興味ある分野で貪欲に成長しようとする人、常に冷静沈着で俯瞰で物事を考えられる人、まとめ役の人、いつも創造的でアイデアマンなど。
そんな学生たちが主体となって研究を進めますので、協調性やお互いを思いやる気持ちも必要です。
つまり、ゼミの勉強を通して、お互いの連携をはかるために、コミュニケーション力も自ずと磨かれていくというわけです。
学びたい分野の勉強に加えて、コミュニケーション力もアップすることで、研究の効果はもちろん、就活や仕事にもいい影響を与えてくれるでしょう。
合宿や旅行の貴重な経験
ゼミも合宿や旅行を計画することがあります。
テーマに沿って研究することが目的のゼミがなぜ合宿に行くのかと疑問に思われるかもしれませんが、ゼミ生同士、または先生との親睦を計り、より密な連携をとれるようにという趣旨があります。
また、ゼミ合宿では、研究発表や論文の意見交換をしあったり、卒論の中間発表をしたり、ディスカッションを行ったりします。
日本国内がほとんどですが、ゼミの内容次第では、外国へ出てしまうこともあります。
あくまでテーマにそった研究のフィールドワークもありますが、旅行ということもあります。
なお、ゼミ合宿や旅行は任意参加ですので、参加しなくても単位が貰えるということがほとんどです。
ただ遊んで過ごせるかというとそうではなく、現地調査や様々な基調な経験をしながら、夜遅くまで勉強するといった真面目な合宿になることが多いようです。