米軍基地へ国内留学できるらしい

米軍基地とは何か

米軍基地という言葉を、時折耳にすることがあるかもしれません。
特に沖縄の米軍基地についてはよくニュースにも取り上げられるので、なじみのある人も多いと思います。
でも米軍基地とは何なのか、聞かれたらよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
自分自身もよくわからないので、調べてみました。

米軍基地、つまりアメリカ軍の基地は第二次世界大戦の敗戦を機に日本の各地に存在するようになりました。
今でも、全国には130か所の米軍基地があるようです。
そのうちいくつかの基地は日本の自衛隊と共用しているようで、僕たちがイメージする「米軍基地」はその中でも規模が大きいものだと思います。
例えば青森県にある三沢基地、東京にある横田基地、神奈川県にある横須賀基地、山口県にある岩国基地、長崎県にある佐世保基地、そして沖縄県にある米軍基地などです。

米軍基地は治外法権で、つまり、米軍基地内は日本国内にあってもアメリカ領土ということになります。
たくさんのアメリカ軍人やその家族が基地内で生活しているため、必要なものはほとんど何でもそろっているようです。
例えば、買い物をする施設はもちろん、学校や図書館、郵便局や病院などの施設もあれば、アメリカ人に欠かせない教会やジムなどの施設もあります。
娯楽施設もあって、クラブやバーやボーリング場もあるようで、基地の中では英語が話されており、通貨も米ドルです。

米軍基地へ入る方法

米軍基地はアメリカ本土と同じとみなされているため、気軽に中に入ることはできません。
基地に入ることが許可されているのはアメリカ軍人とその家族、基地内で仕事をしているアメリカ人や日本人です。
IDカードが発行されるので、そのカードがなければ基地内には入れません。
日本の警察官も基地内には入れないですし、基地内は治外法権なので、アメリカ軍人が起こす犯罪が日本で裁かれないことなどがしばしば問題になりニュースで取り上げられることがあります。

一般の人が基地内に入るためには、アメリカ軍人のエスコートが必要になります。
他には、年に数回開かれるイベントなどの際に入場できることがあります。
そして、自分も全然知らなかったのですが、米軍基地には留学制度があるようです。
基地内に住むことやホームステイは認められていませんが、基地内にある大学や短大へ留学している学生はIDを発行してもらえるので、通学のために入場することができるのです。

基地内の大学に留学するためには英語力はじめいくつかの条件がありますが、海外に住まなくともアメリカの大学の卒業資格を得ることができたり、活きた英語学習をすることができるメリットがあります。
留学したくても、費用面を含めてハードルが高いと感じている人には良いかもしれません。