就活に生成AIを活用しよう

生成AIとは?

ChatGPTの登場で、生成AIという言葉は広く世間に認知されました。
文章生成AIや画像生成AIは、学習データをもとに文章や画像テキストを生成します。

生成AIを使ったことのある人は少なくありませんが、実際に就活にも利用している人はまだそれほど多くはなく、就活サイトの調査によれば就活生の15%にとどまっています。
おそらく、25卒以降から就活に生成AIを活用する学生が増えてくるのではないかとみられています。

生成AIを就活に活用する方法

実際に就活で生成AIを活用した新卒者に、具体的にどんなことに生成AIを使用したかアンケートを取ったところ、エントリーシートと自己PR文という人が大半でした。
同じアンケートでは、情報収集や業界研究に利用したという回答も目立ちました。

とはいえ、個別の企業研究に生成AIを利用するということは、現段階ではあまり効果的ではないようです。
BingやBardなら検索もできますが、文章生成AIは文章コンテンツを作成、添削するツールなので情報収集するには向きません。
個別の企業研究ならば、企業の就職説明会や就活サイトで情報を得る方が正確です。

あくまでも、業界全体の情報収集目的で利用するのが良いようです。
具体的な活用方法を、例をあげて説明していきます。
たとえば、ChatGPTを使ってマスコミ業界について情報収集する場合、「マスコミ業界とは何ですか?初心者にも分かりやすく説明してください」のように入力すれば、質問に答えてくれますので、その業界の役割、意味や範囲を理解できるでしょう。

さらに「マスコミ業界の企業を10個あげて」のように質問すると、10社の主だったマスコミ企業を知ることができます。
そうすると、マスコミと言っても、新聞社やテレビ局、広告などさまざまなコンテンツがあることが分かります。
さらに細かく質問すれば、知りたい業界について深堀していくことが可能です。
たとえば「マスコミはどうやって利益を出しているの?」「出版業界に就職するのに役立つ資格は?」などのように質問して、知りたい情報を得られます。

その他、おすすめの使い方は「自己分析」です。
自己分析するには人と対話するのが最も効果的ですから、対話型生成AIを就活カウンセラーに見立てて自己分析してもらうと良いでしょう。
たとえば「あなたは就職活動カウンセラーです」と入力し、どのように分析して欲しいか手順を書いていけばよいのです。

「私の特徴や強みを分析するために質問してください。私の答えを聞き、私の強みをまとめた300文字程度のレポートを作成してください」のように入力すれば、自己PR文が完成します。
このように生成AIを活用し就活を進めていきましょう。