就活では、他者と仕事をするうえで必要なコミュニケーション能力を問われます。プロジェクトの管理、上司からの指示、顧客の要望など情報は基本的に言葉でのやり取りでなされます。
自発的に何を、どうしたいのか言葉で伝えなければ相手には伝わらないでしょう。
では、コミュニケーション能力をアピールするにどんなことをすればいいのでしょう。
ゼミ長等のリーダーシップ経験
ゼミ長はキャンパスライフで文系の学生が入るゼミ活動です。
ゼミでは、大学の基本方針を基に大学教授などの指示のもと、少人数の学生が、ある特定のテーマを研究・討論します。
ゼミにはさまざまな分野があり、自分の興味がある分野のゼミへ入ります。その後その分野を専門とする教授と10~20人手程度チームとなり、勉強をしていきます。
ゼミ長はゼミに所属する学生をまとめ、教授との橋渡しをするゼミ内のリーダー。つまり事実上ゼミのトップです。
ゼミ生を引っ張るリーダーシップ、マネジメント、教授とゼミ生間の橋渡しをする戦略的能力など、さまざまな事態に柔軟に対応することが必要とされています。
オープンキャンパススタッフ
オープンキャンススタッフには受付、案内や講師のサポートなどさまざまな事象に臨機応変に対応しなければなりません。
中でもトーキングライブと言われる、大学を紹介するイベントでは、自分が所属する学部・学科の魅力を言葉で伝えなければなりません。
また、学部・学科の魅力だけでなく、今までキャンパスライフで積んできた経験も自分の言葉で発信しなければなりません。
他の学部・学科と意見交換をすることもあります。コミュニケーション能力を向上させる方法としておすすめです。
オープンキャンパスのスタッフとして働きたい場合、いつ頃オープンキャンパスが始まるのか、スタッフ募集はいつからかなのかオープンキャンパスの情報サイトなどを事前に確認しておくといいでしょう。
ボランティア経験など自己PRになる経験
ボランティア経験をすることでコミュニケーション能力を高められる機会です。
コミュニケーション能力を高められるボランティアは、ゴミ拾いのような単純なボランティアではなく人と接触があるボランティアにしましょう。
ボランティア現場では、他のボランティアを後ろから見て、指示を出すリーダー的役割をする人が必要です。
ボランティアもさまざまな人と一緒に仕事をします。そこで必要となってくるのが全体をまとめるリーダー力です。
始めはうまくいかないかもしれませんが、やっていくうちにコツを覚えていくでしょう。
コミュニケーション能力で自己アピールをするには、現場をまとめ、橋渡しをする力、つまりリーダー力を磨くことが近道です。ゼミ長、オープンキャンパススタッフ、ボランティアなど紹介しました。コミュニケーション能力を磨くと就活にも有利になります。ぜひ挑戦してください。