調べものをする生徒

学生が志望企業を選ぶ時に注目しているコトとは?

自分に興味があるか

大学3年生くらいになると、就活を意識するようになります。
ある学生はインターンシップに参加するようになり、ある学生は自己分析や業界研究に勤しむようになるでしょう。
就活をスムーズに行うためには、まず自分が志望する業界や企業を選び、明確にしておく必要があります。
最初の軸が決まらなければ、後の「働く」イメージが湧いて来ないためです。

まず肝心なのは、自分がその仕事に対して興味があるかどうか、ということです。
好きなことを仕事にすることで、モチベーションも上がって努力する力が湧いてきます。
そこまで強い気持ちは持っていないとしても、続けているうちに好きになれそう、という味方をすることも大切です。

適性があるか

就活をするにあたり、適性診断を受ける機会があるでしょう。
仕事には、その人にとって向き・不向きがありますので、性格や特徴を踏まえて判断するために行なわれます。
ただその仕事が好きだというだけではなく、自分にその仕事にふさわしい能力がある、ということも、仕事を選ぶ上で非常に重要な要素になります。

例えば、人付き合いが苦手で、コミュニケーションをできるだけしたくない人が、チームプレーで行なわなければいけない業務にふさわしいかと言えば、不適正であると言わざるをえません。
就活を始めるときに行う自己分析において、こういった客観的視点も必要になります。

社会に貢献できる仕事かどうか

どのような仕事であれ、その多くが何かしら社会に貢献する形で運営されています。
ただ、社会にどのように役に立っているのか、どの程度貢献できているのか、その仕事についてより具体的に理解を深めることが大切です。
自分が就きたい仕事や企業が、どれくらい社会に貢献できているかを知ることで、襟を正してさらに目的意識を高め、やりがいを持って挑戦することができるはずです。

成長できる環境かどうか

同じところにとどまらず、仕事を通してステップアップをしていけるかも、仕事選びをする際の重要なポイントです。
今後成長が予想される業界かどうか、あるいはその企業の3年後、5年後をイメージできるか、掲げる企業理念に挑戦する姿勢があるかどうか、などが判断基準になるでしょう。
現代に合わせたグローバルで柔軟な仕事内容であるか、若手にも仕事を任せるような社風であるかどうか、新人教育に対するサポートや教育制度が充実しているか、なども確認する必要があります。

もちろん、その前に、自分がどのように成長したいかという考えを持つことも必要ですので、軸を決めた際に、将来的なビジョンも併せて考えるようにしましょう。
結果的に、就活の際に目的意識を持って臨むことができ、企業分析や対策もしやすくなります。