正しい自己分析をしよう

まずは自分を知ることが必要である

人生において、自分が考え判断して選択しなければならない場面が度々あります。
場合によっては、その選択によって、その後の人生が大きく左右されることもあるでしょう。
しかしながら、自分のことがよく分からないという方も、決して少なくはありません。
原因はいろいろあるのですが、これまで自分が責任を持って判断した経験がないなら、それも考えられる理由の一つでしょう。

おやつに、ケーキを食べるのかアイスを食べるのかといった簡単な選択であれば、間違ってもたいした問題ではありません。
しかし、就職となれば違います。
自分という人間について、何が好きか、何が嫌いかを知ることも大切ですし、何が得意で何が苦手なのかを知ることも必要になります。
それによって、進むべき道が違ってくるからです。

他者と同じでなくて良い

世の中には、さまざまな「こうあるべき」や「これが良い」があり、それに合わせようと必死になることも多いかもしれません。
しかし、本当に大切なことは、自分を良く知り、自分に合った仕事や働き方を見つけることです。
他者と、すべて同じである必要はありません。

どんな仕事をするべきか、どのような会社に入るべきかなど、あれこれ考えて悩んでしまうのは、自分のニーズと自分が思い込んでいる「こうあるべき」が混ざり、訳が分からなくなっているからかもしれません。
一旦、自分が思う「こうあるべき」は横に置いておき、まずは自分が理想とする仕事内容や快適に働けそうな環境について想像してみるのも良いでしょう。

あなたの得意なことはなんですか?

今まで経験してきたさまざまなことを、思い出してみてください。
何をしていた時、ワクワクしましたか?
どんな環境で働いていた時、サクサク作業が進んでいたでしょうか?
周囲の人たちと比べて、スムーズにはかどっていたことはありませんでしたか?

また、同じことをするにしても、どのような場所でした時が、一番うまく進めることができたでしょうか?
反対に、周りの人がスムーズに進められているのに、自分だけ戸惑っていたことがありませんでしたか?
なぜか、時間がたくさんかかってしまうような作業がなかったでしょうか?

このように、過去の経験を細かく分析していると、自分の得意であることや、自分が集中できる場所などが見えてきます。
できるだけ、苦手なものはしなくて済むように、できるだけ得意なものができるように、自分をよく知ってください。

書き出してみる

就活に限ったことではありませんが、漠然と不安になっていたり、怖いと感じている時は、自分が何を問題だと認識しているのか明確になっていないことが多いです。
ということは、その問題が何であるのかがはっきり分かれば、次のステップに進めるということです。

お勧めは、紙に書きだすというやり方です。
自分の得意なことや好きなこと、苦手なことや嫌いなことを、書き出しそれを見ることでよりはっきり分かり頭の中もすっきりしてきます。